2020/11/09
というわけで、今回はBlenderを使ったモデリングのお話です。
お題はタイトル通り、「果物」です!
「ファンタジーな世界観にマッチする回復アイテム」が欲しいということで、真っ先に思いついたのが果物。(一応)動物モチーフなキャラクターがメインなので、そういった意味でも都合がいいです。
「戦闘中に食べ物で回復」というシチュエーションは昔からよくありますが、最近は見かけなくなった気がします。ゲームのリアリティが上がるにつれて描画しにくくなるためでしょうか。まあ現実的に言えば「リンゴを丸々1個食べて外的な傷が治る」というのはあれこれ無理がありますよね。
目次
作ったもの
勢いで4つほど作ってみたので、片っ端から晒します。
リンゴ
「果物の回復アイテム」といえばこれでしょう!最も汎用性が高く、どんな動物にも概ねマッチするので非常に助かります。
ゲームではこのモデルのように葉っぱが付いていることが多い印象ですね。
モデルの出来はまあまあ・・・でしょうか。
サクランボ
サクランボってメジャーとは言い難いイメージですが、「スーパーマリオUSA」にハマった世代としては見逃せません。
球体部分はリンゴの使いまわしなので、かなり手を抜いています。ただパッと見であれば今回の中では一番マシな出来かと思います。
バナナ
今回もっとも残念な出来のバナナ!
1本1本のモデリングはともかく、何本か束になっていないと雰囲気が出ないわけですが、根元の部分を介してくっ付けるのが難しいです。
画像のようにコピペで楽しようと考えると上手くいきません。個別で調節しないとダメな感じですね。
モモ
葉っぱ付きでいかにもフィクションっぽい桃です。イラストとかはこの形が多いですが、実物と比べるとあまり似ていない気がします。
適当にループカットして溝を付ければそれっぽくはなります。細かい部分が歪んでいますが、アクションゲームにおいては「桃だ!」と一目で分かればそれでいいです。
ゲーム的には「体力ゲージの最大値を増やす」的なアイテムにしようと思います。所謂「ライフアップ」です。
「桃で命が長くなる」なんて言うと、昔そんなような育成ゲームがあった気がしますが、恐らく考えすぎでしょう。金でも銀でもないので猶更です。
使うと便利な操作・機能
法線方向への拡大・縮小
Alt+S
で法線方向への拡大・縮小が行えます。
使用頻度はそこまで高くありませんが、知っておくと役に立つ場面があるので、覚えておくと便利です。
ループ選択
Alt
+右クリックで「ループ状に選択」することができます。
ループカットを繰り返して細分化していくと選択が難しくなってきます。そういったときに使うと効率が良くなります。
他の部分との結合を維持して削除
エディットモードで削除したい部分を選択後、Xキーのメニュー→Dissolve
系を選択します。
頂点を増やしすぎてしまった際、「この部分だけ要らないからいい感じに消してほしい!」なんて時に有用です。言葉で言うと微妙な感じですが、使ってみるとかなり便利です。
特に上のループ選択と組み合わせ、DissolveEdge
を使うことが多いです。
同じことをこの機能を使わずにやると面倒なので、ぜひ覚えておきましょう。
あとがき
そんなわけで、いくつか果物を作ってみました!
どうしてもキャラクターばかり手直ししがちですが、この手の小物も作っていかないと絵的につまらなくなってしまうので、たまには練習兼ねて作っていきます。
最近は細かい部分の修正やステージ作りが主で、記事のネタになりそうなものがほとんどありません。
ブログ的にはつまらない日々が続いていますが、「新しい機能を入れようと冒険すると開発が進まない」というジレンマもあります。パッとできる面白いネタがあれば積極的に載せようと思いますので、温かい目で見ていただければと思います!