2020/11/09
2019年2月 「Laravel JP Conference」に行ってきました!
time 2019/02/16
というわけで、2019年の「行ってきました」シリーズ第1弾です!
今回は2/16に田町のグランパークカンファレンスで行われた「Laravel JP Conference」に行ってきました!
私は山梨県民ですが、3月から東京へ引っ越す関係でアパートを借り始めたので、前泊が可能になりました。
なので当日に長距離移動する必要がなくなり、朝は都内から電車でまったり向かうことができました。
目次
資料一覧
Qiitaで公開資料をまとめてくださっている方がいるので、その記事をご紹介します。感謝です!
https://qiita.com/ucan-lab/items/12da9bf12268329bcf3a
各セッションの感想
同時間帯に複数のセッションがあったので、私が聞いたセッションの感想について簡単に記載します。
ServiceProvider、ServiceContainer入門
「DI」や「ServiceProvider」「ServiceContainer」について何となくは知っていましたが、人様に説明できるレベルでなく、勢いで使っている部分も多かったので、良い勉強になりました。
DIの説明であれこれ言わずに「インスタンス生成に必要な設定をコンストラクタの引数で渡してあげること」と述べていることが印象に残りました。
ネット上で検索しても「依存性の注入」から始まる難解な説明がされていたり、実例ベースでコードを長々と載せていたりと、いまいち掴めない印象のあるDIですが、趣旨を理解するならこの一文で十分ですね。
一見遠回しの記述方法で、単に「newして使う」だけのコードと比べると分かりにくくなりがちですが、「明示的にサービスコンテナやサービスプロバイダを使っている理由がある」ことを意識したいです。
Laravelでパッケージ開発
「機能を分けてパッケージ化しよう」という趣旨のお話です。
意図や大切さは伝わりましたが、Laravel初心者の私にはちょっと難しい内容でした。実際の業務でLaravelを使ったことがないので、いまいち実感が沸かないのも辛いですね。
ただパッケージ化がそこまで敷居の高いものではないこと、またそのような仕組みがLaravelに備わっていることを知ることができたのが大きいです。
こういうことは独学と勢いでは気付けない部分なのでなおさらです。
Webアプリケーションが今こそ知るべき、RDBMSのパフォーマンスチューニングの勘所
同時間帯の「APIを爆速にする」のセッションも非常に気になったのですが、DMチューニングについては疎い部分が多いので、こちらのセッションを視聴しました。
仕事ではずっとSQLServerだったので、MySQLとかpostgreSQLとか懐かしいですね。
ポイントについてあれこれ紹介がありましたが、まず「SELECT *
」を多用していたので反省するところであります…。ちょっと前に業務で上司からも指摘されていたりします。
「全部取ってから削ればOKっしょ!」な考えはまずいですね。アンチパターンとして「インプリシットカラム」と名前が付いているようなので、勉強します。
「フレームワーク依存症」というワードも刺さりました。
私がPHPの開発をする場合、SymfonyやLaravelなどのフレームワークを使うことが多い…というか今後使わずに書くことはまずないかと思います。
ORMやクエリビルダを使う時に「抽象化されている部分を意識する」ことは重要ですね。知らぬまにとんでもないSQLが実行されていることもあるので、「いつ」「どこで」「何を実行するか」を意識するようにします。
Laravelのデプロイ戦略 VPSからDocker、Kubernates、サーバレスまで
私が普段あまり意識していなかった、デプロイに関するお話です。
知らない単語が次から次へと押し寄せてくるような、自分にとっては衝撃の強いセッションでした。
感想としては「便利なツールが沢山あるのにほとんど知らない」ということ。
このご時世で「Dockerはおろか、AWSまでほとんど触ったことがない」というのは、あまりにも時代遅れだなーと感じました。
学べるところから学んで取り入れていかないと、あっという間に取り残されてしまいますね…。
Laravelで学ぶ、ウェブアプリケーションチューニングの基本
冒頭の「曖昧な遅い」のお話がすごく耳に残りました。
業務上では「曖昧な遅い」を受けてソースレベルの調査を行い、「ここ直したら何となく早くなった」みたいな体験がほとんどでした。
特に組織の上の方々ほど曖昧な方を使ってくるので、「数値で表せる遅いに変換」は大切だと感じます。
その他、Laravelには速度改善に有用な機能があれこれあるようなので、いつか使う時のために覚えておきます。
新卒2年目がLaravelコントリビュート出来た理由とその面白さ
「PRで他のエンジニアからレビューがもらえる」のは魅力的ですね。
日常生活で他の人からコードを読んでもらえる機会を作りたいです。今の会社も何故かコードレビューに対して消極的なので…。
フレームワークの内部コードの見つけ方は覚えておいたほうがいいですね。
「半角スペース + 関数名 + (」でいい感じにヒットするそうですよ!
参加した感想
「まだまだ知らないことが多い」
この一言に尽きます。
特にツール系は絶望的で、デプロイのセッションは出る単語のほとんどが分からなかったりしました。
DockerやAWSのEC2とかS3が辛うじて…というレベルでしたね。
ただ「知らないことが多い=悪い」とは思いません。むしろこういう機会で顔を出すことで、自分が何を知らなくて、世間的には何がトレンドなのかを知ることができます。
そういう意味でカンファレンス系イベントへの参加はおすすめですよ!
知らないことをどうやって習得していくかが今後の課題ですね…。
すべての技術を1から10まで学んでいたら時間が足りないので、興味のあるものや(世間的に)重要度の高いものをピックアップして学ぶことになりそうです。
また、私的には「薄く広く」学ぶ方が好きです。今後聞いたり使ったりする機会が訪れたとき、少しでもかじったことがあるのとないのでは全く違いますからね。
あとがき
そんなわけで、Laravelのカンファレンスに行ってきました!
ITなアザラシたるもの、このようなカンファレンスには定期的に出席し、世間的な動向や技術面でのキャッチアップを図っていきたいです。
3月からは東京都民になるので、勉強会やセミナーにもぐぐっと出席しやすくなりますね。
ちなみに来年の開催予定はないそうです。
カンファレンス自体はとても良い内容だったので、ぜひ計画してほしいと思います。